京都府商工会連合会 樋口 剛志 様、辻 明美 様、牧野 太郎 様インタビュー
20の商工会の勤怠管理はバラバラだった。合理化・電子化を実現するだけでなく、誰でもわかりやすく使いやすいシステムの選定と共通化を目指す。
京都府内の商工会の運営に関する支援を行う京都府商工会連合会様は、中小企業や小規模事業者を中心に経営サポートなど地域に寄り添う積極的な活動を行っています。
令和4年度インフラ基盤から業務システム等のシステム全般のリプレースのプロジェクトの一環として、サイボウズガルーンの導入と同時に「FCL勤怠」と「タイムカード・タッチ」を導入した樋口さん、辻さん、牧野さんにお話を伺いました。
ファイブクリック(以下、FCL):弊社ソリューションの導入について振り返りたいと思います。
今回、5年に一度のリプレースの大型プロジェクト参加させていただきました。
牧野さん:当初、リプレースのシステムの中に勤怠システムは入ってなかったのです。ガルーン導入は既に決まっていました。同時に各方面から勤怠システムの提案はありましたが、どうしても別システムを導入するのは躊躇していました。
FCL:なぜ躊躇されたのですか?
牧野さん:別システムだとユーザー管理が必要、アプリケーションを起動してログインして……これはユーザーにとって面倒です。そんなとき「FCL勤怠」を知り、ガルーンの中で完結すること、コストを総合的に判断して、プロジェクトに入れることになりました。
費用対効果と事業規模にマッチする製品の選定
FCL:このプロジェクトは5年に1度ということですが、経緯を教えてください。
樋口さん:以前、サーバー構築もできるシステムに詳しい人が情シスのような感じで業務を全て任せていました。
しかし、その方が辞めてしまい、色々なシステムがブラックボックス化してしまったことがありました。
属人的な状態になってしまうのは良くない、管理やサポートは外部にお願いすることがベストだと思いました。
事務局次長 樋口 剛志 様
FCL:グループウェアは以前から使っていましたか?また、ガルーンを導入することに決め手は?
牧野さん:別のメーカーのグループウェアのオンプレ版を使っていました。かなり前にガルーンを使ったことがあり、ガルーンの使い勝手が良かったこと、さらにクラウド化を希望していたこともあり、ガルーンに決めました。
FCL:勤怠はどうされていましたか?
辻さん:打刻はタイムカードの打刻機がありましたが、CSVデータ出力はできず、紙のタイムカードだけでした。また、当時使っていたグループウェアには勤怠機能が入っていたことに運用途中で気づき、1年間だけ使っていましたが、独自ルールには対応できないなど、どうしても足りない部分がありました。
組織戦略課 牧野 太郎 様
牧野さん:「FCL勤怠」と「タイムカード・タッチ」のデモと提案を聞いて、ファイブクリックの熱量を感じたというのが今でも印象が残っています。
他社の打刻製品の中には様々な打刻の方法がありました。ユーザー端末にGPSがついていたりなど高機能でしたが、「タイムカード・タッチ」のようにシンプルな使い方の方がたくさんの従業員が毎日使うものとしては良いと思います。
「FCL勤怠」は他社製品と比較しても費用対効果が大きいですし、京都府商工会連合会の事業規模にマッチすると総合的に判断しました。
導入の狙いは経験の浅い人でも困ることなく業務ができること
FCL:導入後、変化はありましたか?
辻さん:以前は紙で管理していたので集計は本当に大変でしたが、FCL勤怠を導入してこれが当たり前になりました。短期間で使い慣れることができたのはよかったです。
残業や出張は多いのでワークフローで申請したものが出勤簿に反映ができること、スケジュールにも連携できることで、効率アップを実現できたことは大きなメリットです。
組織戦略課 辻 明美 様
牧野さん:職場では給与や勤怠は聖域化しやすいと思うのですが、システム化することで経験の浅い担当者でも困ることなく業務ができること、それが導入の狙いの1つでもあります。
樋口さん:「合理化したい」「電子化したい」というのは大前提としてありますが、「中途半端に紙を残すのはやめよう」ということを念頭に置きました。今回のプロジェクトは全てのピースが上手くハマったと思います。
システム化にはユーザー教育も大事
FCL:京都府商工会連合会の事務局はもちろん、各商工会さんも徐々に使っていただけるようになりました。各商工会さんへFCL勤怠の周知や運用について、どのように考えていましたか?
牧野さん:システム化にあたり、ユーザー教育は大事なことだと思っています。各商工会さんには導入の目的として、勤怠管理を突き進めることが給与計算にもつながること、そこに向かって一緒に頑張っていただきたいと説明をしました。
FCL:勤怠ルールはお客様ごと違うため、いつもお客様からヒヤリングさせていただいておりますが、弊社とのやり取りについて感想をお聞かせください。
牧野さん:導入後のフォローとしてファイブクリックには問題点の洗い出しにお力添えをいただきました。
正直ここまで丁寧に説明していただけたことは想定以上のことでした。そのやり取りは全てkintone(注)に履歴が残るので便利でした。
FCL:ありがとうございます。お客様と一緒に考えて、双方が十分理解した上でご提案することを心がけていますので、その思いが届いていることをうれしく思います。
FCL:今後の展望があればお聞かせください。
ガルーン連携システムには大きなメリットを感じています。
グループウェアは全員が使うものなので大いに活用していきたいと思います。
(注)FCL勤怠を導入するお客様には弊社kintoneのゲストスペースでやり取りを行っています。
京都府商工会連合会の皆さま、ありがとうございました。
(取材:2023年10月)
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京都府商工会連合会 様
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設立:1963年年5月
URL:https://kyoto-fsci.or.jp/
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