株式会社テルナイト 中野 智晴 様、進藤 保 様、雨宮 朋子 様インタビュー
特殊な勤務と煩雑な勤怠集計、勤怠管理のシステム化は諦めていた。サイボウズ Office の有効活用でペーパーレス化と勤怠管理システム化の実現。
石油や地熱などの地下資源の開発や温泉井戸、地質調査井などのボーリングには欠かせない泥水材料の専門メーカーのテルナイト様は、サイボウズ Office パッケージ版を使い始め、現在はクラウド版へ移行されたサイボウズユーザーです。
今回、サイボウズ Office 連携の「FCL勤怠」と「タイムカード・タッチ」の導入について総務部の中野さん、進藤さん、雨宮さんにお話を伺いました。
ファイブクリック(以下、FCL):テルナイトさんとの出会いは当時の社長様からの1本の電話でした。
雨宮さん:当時、サイボウズ Office は使っていましたが、ワークフローは使っていなかったので、ペーパーレス化という観点からワークフロー機能を使った運用がしたいと社長自ら電話したのが始まりでした。
FCL:私がお話しを伺ったのですが、ITの知識が豊富な社長様でした。とても前向きにサイボウズ Office の有効活用を考えていらっしゃったと感じました。そのお話しの中で、勤怠管理のシステム化ということも伺い、皆さんとお会いすることになりました。改めて当時(2017年)を振り返ってみたいと思います。
総務部 総務課 雨宮 朋子 様
雨宮さん:当時はタイムカードなど利用していませんでした。紙の出勤簿、紙の残業簿、紙の休暇届に書き込む、すべて紙だけの運用でした。締め作業は本当に大変で、出勤日数や有休日数をカレンダーに書き込み、ひとつひとつ確認、残業などを手集計して給与システムに直接入力していました。
FCL:何人かで手分けしてやっていたのですか?
雨宮さん:私ひとりでやっていました。ひとりだとどうしても集計ミスが発生してしまいました。
当社は業務上、特殊勤務を行っている部署があり、残業集計や休日出勤、振休の消し込みなどがとても複雑です。煩雑な業務ゆえ、人的ミスが発生することもありました。
総務部 総務課 進藤 保 様
FCL:勤怠管理システム導入は検討されなかったのですか?
進藤さん:管理側としては入れたいと思いましたが、当社の勤怠ルールから考えると一般的な勤怠管理システムではカバーできないのでカスタマイズは必須ですし、カスタマイズ費用も莫大になってしまうでしょう。そもそも、当社の複雑なルールのシステム化は実現するわけないと諦めていました。
また、従業員側も今までの勤怠管理の社内文化に慣れていたので、勤怠管理システムを導入することで、きっちり管理されることに後ろ向きだったと思います。
FCL:半ばあきらめていた勤怠管理システムの検討を始めることになったのは?
中野さん:ペーパーレス化が必要と感じる中、当時は2019年4月からスタートする働き方改革関連法の影響も大きく、ちゃんと時間管理をしなければと本格的に勤怠管理システム導入を検討し始めました。
FCL:そこへ、ファイブクリックがやってきたわけですね。
中野さん:サイボウズのグループウェアと連携している勤怠管理システムは「FCL勤怠」だけですが、当時は「FCL勤怠」のサイボウズ Office の導入事例がまだ少ないとお聞きして、正直不安もありました。しかし「一緒に作っていきましょう!」と言ってくれたことが印象的でした。カスタマイズも他では実現できないことをやってくれそうだなと。
FCL:「FCL勤怠」はカスタマイズが基本ですが、テルナイト様専用にワークフローのカスタマイズもかなり行いました。全体の費用面ではどうでしたか。
中野さん:費用対効果に見合ったカスタマイズだったと思います。それから、最初にアクションした当時の社長からのトップダウンも大きかったですね。
総務部長 中野 智晴 様
FCL:「FCL勤怠」導入後のお話をお聞かせください。
雨宮さん:締め作業は「FCL勤怠」で集計されたものを確認して、CSV出力するだけなのであっという間です。劇的に楽になりました。従業員自身で自分の勤務表やワークフローを確認したことがリアルタイムで反映され、従業員の満足度も高いです。そして、人的ミスが無くなったことは大きいです。
FCL:「FCL勤怠」導入後、ICカードで打刻ができる「タイムカード・タッチ」の導入をされましたね。
進藤さん:コロナ禍で当社も在宅勤務を導入しました。そこで、在宅勤務なのか、出勤しているのか、時間管理の区別が必要になりました。在宅勤務時の打刻はサイボウズ Office、出勤時の打刻は「タイムカード・タッチ」と区別しています。ICカードで打刻が簡単にできることはもちろん、どこの営業所や工場で打刻されているのかが判別できることで時間管理ができるようになりました。
中野さん:ファイブクリックの勤怠管理ソリューションのラインナップが充実していたから、私たちが諦めていた勤怠管理のシステム化が実現できたと思っています。
FCL:今後の製品のご要望はありますか?
進藤さん:今後も勤怠関連の法改正があります。当社も迅速に対応していかなければなりません。早い情報共有と対応をお願いしたいと思います。
テルナイトの皆さま、ありがとうございました。
(取材:2022年11月)
※新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で取材を行い、写真撮影時のみマスクを外しております。
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株式会社テルナイト 様
所在地:東京都千代田区神田神保町3-2-3 Daiwa神保町3丁目ビル5階
設立:1955年9月
URL:http://www.telnite.co.jp/
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